大谷翔平 7回痛恨の同点ソロ被弾、1失点毎回10Kも103年ぶり快挙ならず エ軍は逆転負け

[ 2021年9月27日 08:17 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―5マリナーズ ( 2021年9月26日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>4回2死、ハニガーを三振に仕留め声を上げる大谷(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は26日(日本時間27日)、本拠地アナハイムでのマリナーズ戦に「2番・投手」で今季20度目の投打同時出場し、7回を投げ5安打1失点で勝敗つかず。1点リードの7回に同点ソロ本塁打を浴びて、103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」はならなかった。エ軍は大谷がマウンドを降りた後に4点を勝ち越され、1―5で敗れた。

 痛恨の1球だった。1点リードの7回1死。甘く入った変化球をケレニックに同点の右越え同点ソロ本塁打された。この裏の攻撃は無得点に終わり、1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来103年ぶりの「同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打」はならず降板した。

 初回は先頭打者い安打されたが後続を抑え、2回は3者凡退。スズキの左越えソロで1点を先制した直後の3回も3者凡退で、4回も3者凡退。5回は2安打を許したが無失点、6回も走者を出しながらも無失点に切り抜けたが、7回に1球に泣いた。7回まで112球を投げ、5安打1失点で毎回の10奪三振。2桁奪三振はメジャー通算6度目で今季4度目、2試合連続2桁奪三振はメジャー自身初で今季球団初。今季156奪三振は、球団では18年のヒーニー以来の150奪三振となった。

 前回登板の19日(同20日)のアスレチックス戦は「2番・投手」で投打同時出場し、自己最長タイとなる8回を投げ5安打10奪三振2失点と好投したが勝敗はつかず9勝のまま。

 この日は打っては初回無死一塁の第1打席は一ゴロ、3回2死の第2打席は中飛、6回無死一塁の第3打席は中前打だった。

 前日25日(同26日)の同カードは「2番・DH」で打者として先発出場し、自身初の1試合2本の三塁打を放つなど3打数2安打3打点。メジャー66年ぶりの「45本塁打&20盗塁&6三塁打」をマークし、2四球を選び、4試合で13四球はメジャータイ記録。この日の試合前までの通算成績は、投手は22試合で9勝2敗、防御率3・28、打者は148試合で513打数132安打98打点、45本塁打、24盗塁で打率・257。本塁打王争いでは3位につけ、46本でトップのゲレロ(ブルージェイズ)、ペレス(ロイヤルズ)を1本差で追いかけている。

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