オリックス・吉田正が背負う西浦の思い 復帰の楽天戦は痛恨ドローも、28日からの首位決戦頼むぞ

[ 2021年9月27日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-1楽天 ( 2021年9月26日    京セラD )

<オ・楽>先日、引退を発表した西浦(00)が試合前の円陣に参加し、ナインにゲキを飛ばした(撮影・北條 貴史)
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 “半歩”後退の引き分けの中に光明が差した。オリックス・吉田正が左太腿裏筋損傷から戦列復帰し、9回に代打で22日ぶりの出場を果たした。首位のロッテと3ゲーム差。28日からの直接対決3連戦(ZOZOマリン)に間に合った。

 「ケガをして悔しい思いをしていたので武者震いしていた感じ」

 コロナ下の入場制限にある観衆9589人から一番の拍手が注がれた。1―1の9回1死一塁、佐野皓の代打で登場。カウント1―1から宋家豪(ソンチャンホ)の3球目、低め150キロツーシームに合わせた。左翼への飛球はスタンドまでは届かなかったが、復活を予感させるフルスイングだった。

 3日のソフトバンク戦で負傷して5日に登録を外れた。一般的には完治に時間を要する箇所でも7日に始動。周囲に「驚かれるような早さで治してみせる」と決意を語り、早期回復を促す酸素カプセルに入るなど治療に専念してきた。

 グラウンドに立てない悔しさが胸に染みた。「両側特発性大腿骨頭壊死(えし)症」の難病で引退を表明した西浦が試合前の円陣に背番号00のユニホーム姿で参加。「優勝してください!」と激励された。「一緒に戦ってきた仲間。励みになれば…」。志半ばでやめざるを得なくなった後輩の思いも背負った。

 中嶋監督が「あとはもう本人のGOサインですよね」と示唆したようにロッテ3連戦ではDH出場も見込まれる。「このロッテ戦は全部勝つつもり」。ヤマ場を迎える混パの中心に頼れる主砲が帰ってきた。(湯澤 涼)

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