楽天・マー君 8回4失点で石井監督の日米通算182勝並べず 8回に岡島が2点適時打で負け消した

[ 2021年9月3日 20:47 ]

パ・リーグ   楽天ー西武 ( 2021年9月3日    楽天生命 )

<楽・西>4回1死一、三塁、栗山の中犠飛で中村(左)の生還を許す田中将(撮影・尾崎 有希)
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 楽天・田中将大投手(32)が3日、本拠地・楽天生命パークで西武戦に先発し、8回4失点で今季5勝目(5敗)とはならなかった。

 現在、日米通算181勝で石井監督の日米通算182勝に王手をかけているが、最近2試合で好投しながらも勝ち星がない田中将。初回、わずか12球で三者凡退に抑える上々の立ち上がり。その裏に、味方打線が茂木のタイムリーヒットで1点を援護。1―0の2回には1死から外崎を外角のスライダーでこの日初めての三振を奪うなど三者凡退に仕留めた。

 3回は先頭の山川を外角のスライダーで空振り三振。続く呉には甘く入ったストレートを捉えられた。センターを超えるかという大飛球も、オコエがフェンスに激突しながら好捕。守備のビッグプレーもあり、三者凡退で3回を無安打投球。

 しかし、1―0の4回に捕まった。先頭の源田に初ヒットを許し、岸の犠打で1死二塁。3番・森に初球の真ん中低め直球を左中間に打たれて同点。続く中村には2ストライクと追い込みながらも、甘く入ったスライダーを左前打に打たれて勝ち越しを許した。さらに外崎がエンドランで右前打して1死一、三塁となり、栗山の中犠飛で3点目を許した。

 4回に味方打線が1点を返し2―3の5回、源田に安打を許したが無失点。6回は3回以来の三者凡退で抑えた。7回には1死から山川に安打を許したが、呉を一併殺で切り抜けた。

 逆転を信じて8回のマウンドにも上がった田中将は、先頭の川越に内角低めのスプリットを捉えられて、痛恨のソロ本塁打を浴びた。だが、その裏、岡島が2点タイムリーを放ち同点として田中将の負けを消した。田中将は8回125球5奪三振4失点で勝敗はつかなかった。

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2021年9月3日のニュース