阪神 チャンスでマルテへ回せ!今季の巨人戦打率3割超え男が暴れる

[ 2021年9月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神ー中日(降雨中止) ( 2021年9月2日    甲子園 )

打撃練習をするマルテ(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 この男がいれば、巨人にも勝てそうな気がする。打順3番で勝負強さを発揮する阪神・マルテだ。今季の対戦成績も15試合で打率・313。3日の相手先発である戸郷からの一発も含む5本塁打も、ヤクルト戦と並ぶ球団別最多で頼もしすぎる。

 「相手がどこでもやることは変わらない。一試合一試合、チームのためになるように100%全力でやっていきたい」

 48日ぶりの1軍復帰となった8月31日の中日戦は5回1死満塁で右中間へ走者一掃の二塁打。翌1日の同戦でも0―1の6回1死二塁で中前に同点打を放った。再昇格して2戦で計9打数4安打4打点。「いま始めたことでもないが、メンタルを強く持つことが、いい結果につながっていると思う」と好調の要因を分析した。

 首位で折り返した前半戦同様、ゴールまでの残り42試合もやはり打線のキーマンになる。井上ヘッドコーチからも名前こそ挙げられたわけではないが「当然3番、4番、5番の中軸打者がそうなる」と明らかに大きな期待を寄せられていた。

 伝統の一戦での暴れっぷりをみる限り、来日3年目で早くも猛虎魂が宿る。チャンスでマルちゃんへ回せ――が今のチームの合言葉だ。(畑野 理之)

続きを表示

2021年9月3日のニュース