阪神・矢野監督、MBSテレビに出演し「松井秀のように振らない怖さを身につけてほしい」と佐藤輝に注文

[ 2021年9月3日 16:44 ]

佐藤輝(左)を指導する矢野監督(撮影・平嶋 理子)  
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 阪神・矢野監督は3日夕方、毎日放送の「よんちゃんTV」にビデオ出演し、ここまで27打席連続無安打の佐藤輝について「大山と佐藤輝が両方ダメだと打線は正直組みにくい。輝は振る怖さはもうある。でも、振らない怖さはまだない。自分が捕手として対戦していた松井秀喜は振らない怖さがあった。きわどいところも振らないから、ストライクゾーンに入ったら打たれた。そんな打者になるため、状況に応じた打撃をすることが壁をぶち破るためには必要」と現状を分析。ここを乗り越えて、松井秀級の打者になってほしいと期待をこめた。

 またペナントレースについて「まだまだ成長しないといけないチーム。強いチームではまだない。混戦はある意味、当たり前かなと思う」と語り、日本一になった85年も今季と同じ残り44試合の時点で首位陥落し、そこから盛り返したというデータを伝えられると「めちゃめちゃ安心できる情報。いいことはプラスにとらえてやっていく。結果や数字にこだわる世界だけど、最後まで格好良く行きたい。その先に勝つことに意味がある」と終盤も強気で臨む姿勢を強調していた。

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2021年9月3日のニュース