巨人悔し、首位攻防戦で逆転負け 戸郷5回完全から一転5失点 原監督、7回だけで4投手継投も実らず

[ 2021年9月3日 21:07 ]

セ・リーグ   巨人3―7阪神 ( 2021年9月3日    甲子園 )

<神・巨(16)> 7回、同点に追いつかれ降板する戸郷(撮影・大森 寛明)
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 巨人が熾(し)烈な優勝争いを続ける阪神との首位攻防3連戦初戦に3―7で逆転負けを喫し、連勝が3で止まった。

 先発右腕・戸郷が4回まで3連続を含む4奪三振の完全投球を見せる中、打線も阪神先発右腕・西勇に4回まで1安打無得点という投手戦。だが、0―0のまま迎えた5回だった。先頭の亀井が中前打で出ると、1死後、大城が右前打して一、三塁。ここで松原がファールで3球粘った後の7球目を中堅フェンス直撃の三塁打として2点先制に成功した。戸郷がその裏も3者凡退に仕留めて5回まで完全投球を続ける中、6回には2死から岡本和が初球を左翼線二塁打とすると、続く亀井も初球を右翼への三塁打として貴重な1点を追加し、リードを3点に広げた。

 だが、3―0で迎えた6回に先頭・大山に初安打を許した戸郷は続く代打・糸井に右中間へ二塁打を打たれて1点を失うと、7回には1死からマルテ右翼線二塁打、ロハス・ジュニア四球、糸原中前打で満塁のピンチを招き、大山に初球を左翼線二塁打されて3―3の同点。ここでマウンドを2番手左腕・高梨に譲り、勝利がなくなった。その後、3番手右腕・鍵谷が2死目を取った後、この回4人目の左腕・大江が中野に満塁の走者一掃となる右翼フェンス直撃三塁打を打たれ、原監督の執念采配も実らず。8回には5番手左腕・戸根も2死からロハス・ジュニアへの死球をきっかけに小幡、大山に連打されて1点を失った。

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2021年9月3日のニュース