巨人・戸郷、69日ぶり白星ならず 5回完全も6回に初安打から失点、7回に打ち込まれ計5失点

[ 2021年9月3日 20:44 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2021年9月3日    甲子園 )

<神・巨(16)> 7回1死満塁、大山に同点打を打たれ肩を落とす戸郷(撮影・大森 寛明)
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 巨人の3年目右腕・戸郷翔征投手(21)が首位攻防となる阪神戦(甲子園)に先発登板。5回まで完全投球を見せながら7回に追いつかれて降板し、6月26日のヤクルト戦(神宮)以来69日ぶりとなる今季9勝目を逃した。

 戸郷は5回まで3連続を含む4三振を奪って完全投球。すると、打線は5回に好投の相手先発右腕・西勇をとらえて松原の中越え三塁打で2点を先制し、6回にも亀井の右翼への三塁打で1点を追加し、3―0とリードを広げた。

 だが、3―0で迎えた6回に先頭・大山に初安打を許した戸郷は続く代打・糸井に右中間へ二塁打を打たれて1点を失うと、7回には1死からマルテ右翼線二塁打、ロハス・ジュニア四球、糸原中前打で満塁のピンチを招き、大山に初球を左翼線二塁打されて3―3の同点。ここでマウンドを2番手左腕・高梨に譲り、勝利がなくなった。その後、3番手右腕・鍵谷が2死目を取った後、この回4人目の左腕・大江が中野に満塁の走者一掃となる右翼フェンス直撃の三塁打を打たれて戸郷の失点は5となった。

 戸郷の投球内容は6回1/3で打者25人に対して92球を投げ、5安打5失点。6三振を奪い、与えた四球は1つだった。

 戸郷は後半戦初登板となった8月15日の中日戦(東京D)で4回まで完全投球を見せながら5回に初安打を許すと連打で失点、さらに3連続四死球と乱れて2失点で降板。勝利投手の権利まで「あと2人」で9勝目を逃した。そこから中5日での登板となった同21日のDeNA戦(東京D)は6回まで2安打1失点好投も1―1と追いついてもらった直後の7回途中に2失点して今季5敗目。同28日の中日戦(バンテリンD)では8回2安打1失点と好投するも打線の援護に恵まれなかった。

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2021年9月3日のニュース