ジョーカー任せろ 阪神・藤浪が伝統の一戦で中継ぎスタンバイ!!「7回の男」不在救う

[ 2021年9月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神ー中日(降雨中止) ( 2021年9月2日    甲子園 )

<神・中(17)> キャッチボールをする藤浪 (撮影・平嶋 理子)  
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 阪神・藤浪が巨人3連戦でブルペン待機する可能性が高まった。登板予定だった2日の中日戦が中止となり次回の先発は白紙の状態。ただ、出場選手登録されておりジョーカー的な存在としてスタンバイする。

 矢野監督は右腕の次回登板について「今すぐっていうのはちょっと決めにくいかなっていうのはある」と明言を避けたが「一度、中継ぎの方に入る形で調整をしていくのか。とりあえず、もう登録しているんで」とブルペンの一員に組み込む可能性を示唆した。

 この日、北條と入れ替わりで1軍に昇格。立場的には先発の6番手で、指揮官も「順番的にそんなにこう(ローテーションで)空いているところが現状ないからね」と説明。来週の谷間は故障明けの高橋も登板できるだけに、藤浪の一時的な「中継ぎ再転向」は一つの選択肢といえる。

 打線強化を狙ってマルテを昇格させたことで、後半戦から勝ちパターンを担っていたアルカンタラを登録抹消。その影響でブルペンは手薄となり「7回の男」は不在。及川、馬場、小川と経験の浅い若手を日替わりで起用している。それだけに、僅差リードでの登板経験もある藤浪が岩崎、スアレスへのつなぎ役を務めれば、チームにとっては大きなオプションになる。

 8月26日のウエスタン・リーグのオリックス戦では7回1失点12奪三振と好調をアピール。先発では4月16日のヤクルト戦以来となる白星はお預けとなったが、伝統の一戦で仁王立ちすれば、虎にさらなる力を与えることができる。(遠藤 礼)

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2021年9月3日のニュース