堀内さん「4番には最後までグラウンドにいてほしい」 頼もしき主砲・岡本和にあえて“注文”

[ 2021年9月3日 14:30 ]

セ・リーグ   巨人2―2ヤクルト ( 2021年9月2日    京セラD )

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が3日、自身のブログを更新。巨人の主砲・岡本和真内野手(25)に「4番には最後までグラウンドにいてほしい」とメッセージを送った。

 巨人は前日2日のヤクルト戦(京セラD)を2―2で引き分けた。先発右腕・山口が初回にノーヒットで先制を許したものの、2回以降は立ち直って7回2安打1失点(自責0)と好投。打線は2回に岡本和の左翼5階席に飛び込む特大の33号ソロで追いついたが、その後は膠(こう)着状態に陥った。1―1のまま迎えた7回には先頭の岡本和が左前打で出塁すると、原監督は代走・増田大をコール。2打数無安打だった5番・中田には代打・若林を出して勝負に出た。結果的に得点は入らず、9回に3番手として登板した守護神のビエイラが1―2と勝ち越しを許して外国人新記録の連続無失点が32試合で止まった。

 3連投だったビエイラについて「チームとしてもビエイラのお陰で勝ててきているわけだから彼で打たれたら仕方がない。今日から、仕切り直して気持ちを引きずらないように。頼みましたよ」について触れた堀内さん。「最後に岡本和真へ」とした上で「7回裏・先頭バッターの岡本はレフトへのヒットを放つ。ベンチは、岡本に代走を出した。勝負をかけたんだろうね。とは言え、昨日も9回無死1塁の場面で打順が回ってきている。野球は何か起こるかわからない。岡本の代走で出た増田がバントで送って若林がタイムリーを打ってと結果は出ている。ただ4番には、最後までグラウンドにいてほしい。これは俺の岡本に対する思いね」とつづった。

 巨人は1―2で迎えた9回、先頭打者の3番・吉川が中前打で出塁。増田大が犠打で送った1死二塁から若林が中越え適時二塁打を放って同点とした。「いや、しかし若林もよく打ったもんだ」と堀内さん。ドローに持ち込む二塁打を打った若林を称えることも忘れなかった。

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2021年9月3日のニュース