矢野監督、気配りの密着マーク 紅白戦で制球乱したドラ3佐藤蓮に助言、そして鼓舞

[ 2021年2月9日 05:30 ]

矢野監督(左)の前でシャドーピッチングを行う佐藤蓮    
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 矢野監督がドラフト3位・佐藤蓮(上武大)に密着マークした。制球を乱した初実戦の紅白戦登板から一夜明け。別メニューで練習した右腕に対し、サブグラウンドまで出向いて言葉をかけた。

 「背中を押すのは俺らの仕事の一つで。いろいろ話してるよ」。2/3回を投げ4四死球2失点と苦しんだだけに、積極的コミュニケーションで奮起をうながした。ランニング中には「胸張って行くぞ!」と鼓舞。福原、金村両コーチのもとシャドーピッチングに取り組んだ午後にも、助言を送った。

 「技術的なことの話をしてもらいました。失敗した中で声をかけていただいた。自分のことを考えていただいている。期待に応えられるようにしたい」。指揮官の計らいに、佐藤蓮は巻き返しを誓った。

 【8日の矢野監督語録】

 ▼佐藤蓮もプロの壁にぶち当たった 右肩上がりで順調に行くことなんてないんだから。当たってからどうするか。あれだけの素材のピッチャー。でもやっぱり昨日みたいな結果が出ると、背中を丸めたりとかさ、何かちょっと自信なさげに誰でもなる。そういうふうに俺は野球をやりたい。そういうことを言っているんだけど。

 ▼大山がランチ特打に参加 今も、チームも打ったらいいけどさ。今はいいんじゃないの。バッティング練習の時に本人の中で考えてやっているしさ。結果が出ないから、どうこうと。キャプテンとしても、悠輔らしくやっている。そういうところでいうと頑張っているというか、そういう姿を見せてくれている。いい時間を過ごしていると思う。

 ▼明日は初の対外試合。西純の好結果に期待 結果がいいにこしたことはないんだけど、今やっていることがわかる場所だから。試合で投げればいろんなことがわかる。ちょっと力感を抑えながらでどれだけ球を走らされるかとか。それが明日できるのか。結果、いいところがいっぱいあればいい。まだ(先発)ローテでバリバリ回ってほしいっていうレベルじゃない。課題が見つかったらいいんじゃないかな。 

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2021年2月9日のニュース