巨人「桑田塾」開講! 桑田コーチ「俺に時間をくれ」 戸郷に調整法を伝授

[ 2021年2月9日 05:30 ]

ブルペンで戸郷(右)に助言する桑田コーチ(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 「桑田塾」が開講した。巨人・桑田投手チーフコーチ補佐が、ブルペンに入った戸郷に「俺に時間をくれ」と、自身も現役時代に常に実践した調整法を伝授。10球1セットで休憩を挟みながら通常よりハイペースでの投球を命じ、全62球のうち28球目(3セット目は8球)まで試させた。

 意図について桑田コーチは、2つのポイントを挙げる。まずは「心拍数」。「カバリングとか、セーフティーバントを仕掛けられた後、心拍数が上がっても普通に投げられるようにしてもらいたい」。試合中に一度呼吸が乱れても調子を崩さないようにするため、速いテンポで投げ込ませて体力を養っていく。

 2つ目は「制球力」。「制球力を高めるには短時間で投げて体に覚え込ませるのが大事」。球数を多く投げ、フォームを固める狙いだ。狙ったコースに10球中8球投げることを求めるが、今回は各セット1球ずつに終わり「彼ならできると思うので挑戦してもらいたい」と期待。受講生の戸郷は「そういう意識でやったら、コントロールもレベルも上がると思う」と手応えを得ていた。(田中 健人)

続きを表示

2021年2月9日のニュース