亀山つとむ氏　守備のミスと凡走は厳禁　9日スタートの練習試合で半レギュラーは奮起を

ロングティーで汗を流す阪神・陽川（撮影・坂田　高浩）
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　【亀山つとむ氏CHECK】きょう9日の日本ハムとの練習試合から、首脳陣は戦力を見極め、ふるいにかけ始めます。若手中心のメンバーが競い合い、いずれ合流する糸井やサンズ、マルテ、新外国人ロハス・ジュニアらへの挑戦権をかけることになります。

　まず絶対にやってはいけないことの一つが「守備のミス」です。失策をしてはいけないとは言っていません。攻めた守備での失策は野球にはあります。ただ、イージーなゴロをはじいたり、バックアップを怠ったり、送球ミスなどは100％が必要です。

　もう一つが「凡走」です。同じく積極的な走塁でアウトになることもあるでしょうが、それは走塁ミスとは思いません。全力で走らなかったり、状況をわきまえない走塁死は戒めるべきです。ここからの実戦ではこれらが一つでも出たら、サバイバルからの脱落も意味します。

　個人的にはレギュラーに一歩届いていないクラスの選手たち、たとえば内野は小幡、外野なら高山、内外野両方で勝負する陽川あたりの奮起に期待したい。彼らが主力を脅かせられれば層がグッと厚くなるからです。オフにベテラン選手が抜けて一気に若返りました。ガラリとチームは変わるでしょうし、みんなにチャンスがあります。誰がその波に乗れるのか、ゴングがいよいよ鳴ります。