“すげぇ”阪神ドラ1・佐藤輝 初の対外試合で3安打! 逆転弾&勝ち越し適時打と大暴れ

[ 2021年2月9日 15:39 ]

練習試合   阪神―日本ハム ( 2021年2月9日    沖縄・宜野座 )

<練習試合 神・日>   5回 無死一塁 右越えに逆転の2点本塁打を放つ佐藤輝 左から2人目)(後方は佐藤輝の打球を見つめる日本ハムナイン)    (撮影・成瀬 徹)       
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)が9日の練習試合・日本ハム戦(かりゆし宜野座)で規格外の大活躍だ。初安打、初本塁打を放って7回の第4打席。1死二塁の勝ち越し機で、この試合3安打目となる右翼線への適時二塁打をかっ飛ばした。

 さすがとしか言いようがない。カウント3―1からの5球目。立野が投じた内角低めストレートを弾き返した。決して簡単なボールではなかったが、最短距離でバットをぶつけ、無類の勝負強さを早くも見せつけた。

 この日は「2番左翼」として先発出場。初回1死走者なしの第1打席で、いきなり右前打をかっ飛ばし、“虎初安打”をマークした。さらに、3―4と1点差に追い上げた5回無死一塁だった。カウント1―2からの4球目。サイドハンド右腕の鈴木健が投じた内角スライダーを振り抜くと、左翼から右翼への風にも乗って、右翼ポールのはるか上を飛び越える逆転2ランとなり、“虎初アーチ”も記録。一時、逆転となる本塁打に、勝負所での勝ち越し適時打と、新人とは思えない打棒を見せつけた。

 7日の紅白戦では、自身6打席目にして初安打を放つも、内容には不満があったようで、「次はもっといい形のヒットを打ちたいですね。ただのセカンドゴロなんで。もっと内容の濃い打席に次からはしていきたい」と話していたが、デビュー戦の猛打賞には千両役者のにおいがプンプン漂った。

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