オリックス・西浦 難病からの復帰決意「僕が一番最初に復活しようと」 育成選手として契約

[ 2020年12月8日 14:30 ]

<西浦更改>両側特発性大腿骨頭壊死症の難病を克服して絶対に野球をやる…強い決意で会見する西浦颯大(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスは8日、西浦颯大外野手(21)と育成選手契約を結んだと発表した。この日、大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、850万円減の500万円(金額は推定)で更改した。背番号は125に変更する。

 西浦は11月下旬、「両側特発性大腿骨頭壊死症」と診断されたことを発表。血流が低下して壊死状態になり、股関節機能が低下する国の指定難病で、21日に京都市内で骨盤移植手術を受ける予定。

 西浦は「まずは1度手術して、3カ月後に反対の足を手術します。半年間、入院することになる」と説明。診断結果を受けた当時の心境について、「医師からは最初、厳しい言葉もあって、“8割強、野球には復帰できない”と言われましたが、恐怖心はないです。この病気で復活した人がいないなら、僕が一番最初に復活しようと思いました」と複雑な胸中を押し殺し気丈に語り、「僕が復活すれば、(同じ病気の人も)希望が持てると思う。1日も早く復活し支配下選手になれるように、と思っています」と前を向いた。

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2020年12月8日のニュース