広島・森下 2700万円増 球団新人更改の最高額突破 2桁勝利&防御率1点台で球団最大級の評価

[ 2020年12月8日 14:33 ]

12月8日の契約更改で大幅アップで契約を更改した森下は”勝ち星”を手に笑顔でポーズをとる 
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 広島の森下暢仁投手(23)が8日、広島市内で契約更改交渉に臨み、1600万円から2700万円増となる4300万円で更改した。(金額は全て推定)

 12年に野村が新人最高額となる4000万円で更改したが、これを森下が更新。球団も最大級の評価をした格好で、更改を終えた森下は「ローテーションをしっかり守ったということを評価して頂きました」と喜びを口にした。

 明大からドラフト1位で入団した森下は、開幕ローテーション入りしてフル回転した。エースの大瀬良が故障離脱、K・ジョンソンが不振に苦しむ中、18試合に先発し、シーズンの規定投球回をクリアする122回2/3を投げて、ルーキーながらもチームトップの10勝(3敗)をマーク。防御率も1.91という好成績で、堂々とチームを支えた。最優秀防御利率のタイトルは逃したものの、2桁勝利と防御率1点台は快挙。広島のルーキー2桁勝利は14年大瀬良(10勝)以来6年ぶり9人目。また、新人での防御率1点台は12年野村以来、と両エースの新人年に肩を並べる偉業となった。

 今季振り返り「1年目から、自分は“やってやる”という気持ちで入ってきたので、その結果が試合に表れたり、全てに表れたのかな、と思います。本当にうれしく思います」と話し、2年目となる来季へ向けては「2桁勝って、防御率も今年に近い数字になれば。そのためにも、まずはローテーションをしっかり守って、規定投球回をしっかり投げたい」と抱負を口にした。

 今月中旬には「NPBアワーズ」が開催され、最有力と目される新人王も発表される。

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