元フィリーズのディック・アレン氏が死去 78歳 通算351本塁打の強打者

[ 2020年12月8日 08:59 ]

78歳で死去したディック・アレン氏(AP)
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 フィリーズやホワイトソックスなど5球団で計15シーズン、メジャーで活躍した強打者、ディック・アレン氏が7日に死去。がんで闘病中だったとされており、78歳だった。

 一塁や三塁を守ったアレン氏はメジャー2季目となった1964年に打率・318、29本塁打で新人王。180センチ、84キロとメジャーでは小柄な部類に入る打者ながらホワイトソックス時代には本塁打王に2度輝き、1972年にはア・リーグのMVPとなった。60年代後半から70年代前半を代表するスラッガーの1人で、人種差別問題に立ち向かったアスリートとしても有名だった

 球宴には7回出場。通算15シーズンで1749試合に出場して打率は・292、351本塁打、1119打点だった。背番号15は今年の9月、フィリーズで永久欠番となったばかりだった。

 メジャーでは今年になってルー・ブロック氏、ボブ・ギブソン氏(ともに元カージナルス)、トム・シーバー氏(元メッツ)、ホイットニー・フォード氏、ドン・ラーセン氏(ともに元ヤンキース)、ジョー・モーガン氏(元レッズ)といったかつての大物選手の訃報が相次いでいる。

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