阪神 前ソフトバンク・加治屋を支配下、前中日・鈴木を育成で獲得

[ 2020年12月8日 06:00 ]

前ソフトバンクの加治屋
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 阪神が、今季限りでソフトバンクを退団した加治屋蓮投手(29)と中日を自由契約になった鈴木翔太投手(25)を獲得することが7日、分かった。鈴木は育成選手として契約する見込み。谷本球団本部長も「(加治屋と鈴木)はいい投手ですね。いいご報告ができるように頑張ります。早く動いて。時間との勝負というところもありますしね」と2人の実力を認めたうえで獲得の対象選手であることを明かした。

 シーズン中から編成担当者が調査し、ともに戦力外となった時点で獲得する方針を固めていた。両者ともトライアウトには参加せずオファーを待っていた。今後の交渉も順調に進むことが予想され、入団に支障はない。

 加治屋は13年ドラフト1位でソフトバンクに入団。最速152キロの直球とフォークを武器に18年は救援でリーグ最多72試合に登板した。鈴木は13年ドラフト1位で中日に入団。昨季から2年連続で1軍登板はないが、ともにまだ若く本格派としての魅力十分。ドラフト1位右腕のダブル獲りで、投手陣の底上げを図る。

 ◆加治屋 蓮(かじや・れん)1991年(平3)11月25日生まれ、宮崎県串間市出身の29歳。公立の福島高では3年夏の宮崎大会2回戦敗退で甲子園出場なし。JR九州を経て13年ドラフト1位でソフトバンク入り。16年に1軍デビューし18年は球団タイ記録の72試合に登板。1軍通算112試合7勝4敗37ホールド、防御率4・62。1メートル85、89キロ。右投げ右打ち。

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