日本ハム・野村 280万円増の880万円でサイン「来年結果を残さなきゃいけない」

[ 2020年12月8日 05:30 ]

契約更改を終え会見で話す日本ハム・野村
Photo By 代表撮影

 日本ハムの野村佑希内野手(20)が7日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、280万円増の年俸880万円でサインした。開幕三塁スタメンで1軍デビュー、右手骨折による長期離脱と大きな経験をした2年目。来季目標には2桁本塁打と得点圏打率3割を挙げ、将来、広島・鈴木誠也外野手(26)のような4番打者になるための足掛かりにする。

 今季の日本ハムで、最も「たられば」を言いたくなるのが野村だった。もしシーズンを通して1軍にいたら、どんな成績を残していたのか。そして、どんな契約更改になっていたのか――。

 守備中の右手骨折による4カ月近い戦線離脱で出場は21試合。その中で打率・257、3本塁打、18打点、得点圏打率・357と勝負強い打撃を見せたデビュー年だった。280万円増でのサイン。「試合数も少なく、エラーとかで迷惑を掛けることの方が多かった。上がる評価をしてもらえたのは、来年結果を残さなきゃいけないということかなと思った」と話した。

 左股関節を亜脱臼した1年目に続き、故障に見舞われた2年目。オフの課題は明白で「しっかり動きながら、強い体をつくる」と誓う。その先に見据える来季。「打点にこだわっていきたいし、ホームランも自分の特長。ホームランは2桁、得点圏打率は3割を超えられるように頑張りたい」と目標を掲げた。

 今季最終出場の先月6日オリックス戦では初のクリーンアップとなる5番に入って3安打2打点。中軸打者の景色を見た。「3、4、5番をしっかり打っていきたいし、将来は4番を目標にやっていきたい。広島の鈴木誠也さんみたいな、何年も3割を続けてホームランも出る、ああいう打者になりたい」。鈴木誠もプロ初本塁打は野村と同じ高卒2年目だった。1年後、大ブレークを果たした野村が契約更改で見せる笑顔が、今から浮かぶ。

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2020年12月8日のニュース