阪神4位・栄枝 矢野監督の現役背番「39」に「栄枝の番号と言われるような活躍を」

[ 2020年12月8日 05:30 ]

ファンクラブイベントで目標に「開幕一軍」を掲げた栄枝(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神のドラフト4位・栄枝(立命大)は「矢野超え」を目指す。背番号は、同じ捕手である矢野監督が現役時代に背負った「39」に決定。その番号に染みこんだイメージを覆すことを、目標に掲げた。

 「矢野監督が現役のときに付けられていた番号。自分がキャリアを終えるときに39番は矢野監督じゃなくて、栄枝の番号と言われるような活躍をしていきたいと思います」

 至近距離に矢野監督が座る会見で、一大目標をぶち上げた。相手は03、05年のリーグ優勝に貢献した球団史上屈指の捕手。その指揮官から「抜かれたら、ちょっと悔しいですけど、すごく悔しくなるくらい、ぶっちぎりで抜いてもらいたい」とエールを送られた。

 自ら「肩が売り」と話すように、持ち味は二塁送球完了タイム1・8秒台の強肩。その強みを生かし、まずは正捕手の座を狙う。そのために「どんどん質問していきたい」と矢野監督、梅野に師事し技術面を磨く構え。そして「簡単ではないと思いますけど、超えたい」と立命大の先輩、名捕手・古田敦也氏を究極目標にも掲げた。

 「いち早く正捕手として出ること、2000本安打、盗塁阻止率とかも通算の記録でいい数字が残せたら」

 すでに脳裏には、攻守両面で明確な青写真も描く即戦力捕手。猛虎の「39」に、新たな伝説を刻み込む。(惟任 貴信)

続きを表示

2020年12月8日のニュース