日本ハム・清宮「アップするとは…」200万円増2200万円でサイン 96試合出場を評価

[ 2020年12月8日 05:30 ]

契約更改を終え、来季の抱負を書いた色紙を手に笑顔の日本ハム・清宮
Photo By 代表撮影

 日本ハム・清宮が札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万円増の年俸2200万円でサインした。3年目の今季は自己ワーストの打率・190、本塁打は過去2年と同じ7本だったが、3年目で初めて故障がなく、昨季を15試合上回る自己最多の96試合出場を球団が評価。「どういう提示でも受け入れるつもりだった。アップすると思っていなかったので本当にありがたい」と神妙な面持ちで振り返った。

 「ふがいない。守備でもたくさん迷惑を掛けたし、もちろん打撃も振るわなかった」と今季を総括。目を見張る成績を残せず、同じ一塁の中田からは「眼中になかった」という厳しい言葉もあった。それでもシーズン中は数々の助言、激励があったことを明かし「みんなが見ていないところで声を掛けてくださった。何かあるたびに声を掛けてくださって(精神的にも)大きかった」と主砲の支えに感謝した。

 来季の活躍が中田への恩返しとなる。過去2年はオフに故障で満足のいく練習ができなかったが、今オフは体の不安なく練習に打ち込める。宮崎でのフェニックス・リーグ中にも小笠原ヘッドコーチ兼打撃コーチの指示でハードなスイングメニューをこなしてきただけに「このオフにやりたいことも明確。これをやり続ければおのずと結果もついてくるかなというところもある。やり切ったと思えるオフを過ごしたい」と意欲的に話した。

 04年の北海道移転後、2年連続Bクラスは球団史上初。優勝を狙うには清宮の覚醒が欠かせない。(東尾 洋樹)

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2020年12月8日のニュース