ソフトB・海野 甲斐&ヤクルト・嶋に弟子入り志願「トップ捕手2人から吸収したい」

[ 2020年12月8日 05:30 ]

ソフトバンクの海野
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 ソフトバンク・海野隆司捕手(23)が7日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1200万円でサインした。ルーキーイヤーの今季は9月に1軍昇格し、ポストシーズンでもベンチ入りし経験を積んだ。オフの自主トレでは甲斐拓也捕手(28)、ヤクルト・嶋基宏捕手(35)に弟子入りし、2年目の飛躍を目指す。

 オンラインでの会見。緊張気味にパソコンの前に座った海野は、1年目のシーズンを振り返った。

 「いろいろあった中で無事に1年を終えられた。1軍の選手のプレーを間近で見られたのが大きかった」

 ドラフト2位で入団したが、2月のキャンプ中に右肘を痛めて離脱した。2軍で経験を積み、9月に1軍に昇格。わずか5試合の出場ではあったが、11月1日の西武戦では初のスタメンマスクもかぶった。ポストシーズンでもベンチ入りし、緊張感を味わうことができた。三笠杉彦GMは「経験を積んで、来年以降に1軍で活躍する土台をつくってくれたと思う」と評価した。

 先輩の背中を見て、衝撃を受けた1年だった。正捕手・甲斐について「視野が広いですし目配り、気配りが凄い。投手にも野手にもいろいろな意見を言っていた。いろいろなことを学びました。自分は全然だったなと思った」と壁の高さを実感した。だからこそ、弟子入りする。オフにヤクルト・嶋と自主トレする甲斐に同行させてほしいと申し込み「プロ野球界のトップの捕手2人なので、練習を間近で見て感じて、吸収したい。甲斐さんと競っていけるところに立てるようにしたい」と意欲を示した。

 1年目の経験を来季に生かすため、オフには今季の試合映像を見返し、リード面の成長につなげる構え。「ケガをしないために、しっかりやっていきたい。来年は開幕1軍を目指して、今年よりも試合に出られるようにしたい」と力を込めた。

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2020年12月8日のニュース