ヤクルト奥川、明日10日、先発で1軍デビュー

[ 2020年11月9日 15:02 ]

<ヤクルト練習>マウンドでノックを受け二塁に送球する奥川(撮影・篠原岳夫)
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 ヤクルトのドラフト1位右腕・奥川が、今季最終戦となる明日10日の広島戦(神宮)でプロ初登板初先発する。「徐々に緊張感も増してきています。自分も早くあそこ(1軍のマウンド)に立って、投げたいなという思いになりました」と気持ちは高まっている。

 3日の阪神戦(甲子園)から初めて1軍に帯同し、7日の巨人戦(東京ドーム)で出場選手登録された。「雰囲気を味わってほしい」という高津監督の計らいでベンチにも入った。練習中にはブルペンで27球を投げ込み、調整に努めた。8日のベンチでは主将の青木の隣に座り、数々の金言も授かっていた。

 1月の新人合同自主トレ中に右肘に軽い炎症が見つかった。登板復帰後に再びノースロー調整を強いられたこともあったが、懸命なリハビリでここまでこぎ着けた。1年目で立つ1軍の舞台。「ファームでいろんな練習をやれた。今度の登板は、練習の成果をしっかり出していけるように落ち着いて投げたい」とテーマを掲げる。

 この日は高梨、高橋とともに神宮コブシ球場で、先発投手練習をこなした。強めのキャッチボールや短距離ダッシュで最終調整。「自分もチームも、後味よく終われるように一生懸命頑張っていきたい。すごい舞台なので、そこに立てるワクワク感と緊張感です」。キラキラと目を輝かせ、迫り来るデビューへの準備を整えていた。

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2020年11月9日のニュース