慶大 文元が決勝打「なんとか悔しい気持ちが晴れたらと」 東京六大学フレッシュT

[ 2020年11月9日 21:01 ]

東京六大学秋季リーグ戦フレッシュトーナメント ブロック戦第1日   慶大7―3立大 ( 2020年11月9日    神宮 )

<慶大・立大>7回に適時打を放ちガッツポーズの慶大・文元(左端)
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 ヤクルトドラフト1位の木沢尚文投手(4年)ら上級生が応援に駆けつける中、ヤング慶大が躍動した。

 3―3で同点の7回、新人戦主将を務める文元洸成外野手(2年、智弁和歌山)が勝ち越しの右翼線2点適時二塁打。7回にも右前適時打を放って3打点をマークした。

 前日の早慶戦では痛恨の逆転負けでV逸。スタンドから応援していた文元は「先輩たちの悔しがっている顔が頭を離れなかった。きょう勝ってなんとか悔しい気持ちが晴れればという気持ちだった」と闘志全開で臨んでいた。ともに逆方向への当たり。「追い込まれてから逆方向へ打てるのは長所。大学に入ってからは狙って逆方向へ打てるようになってきた」と真骨頂を見せた。

 早慶戦を文元の隣で見ていた善波力捕手(1年、慶応)は8回からマスクをかぶり、神宮デビュー。明大野球部前監督の父・達也氏も見守る中、「緊張感があった」と言いながら投手陣を堂々と引っ張り、リードを守り切った。「昨日の試合後“明日は勝とう”と言い合った。悔しさを晴らそうと思った」。

 敗戦翌日にも関わらず練習をサポートしてくれた4年生へ「本当に感謝しています。なんとかフレッシュで勝って少しでも恩返ししたい」。同期の捕手が8人おり、競争は激しい。それでも「切磋琢磨していきたい。下級生からも(チームに)良い影響を与えられるようにしたい」と力をみなぎらせた。

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2020年11月9日のニュース