ソフトバンク・周東 9日の最終戦で50盗塁宣言!相手が決まったCSに向け弾みだ

[ 2020年11月9日 05:30 ]

走塁練習する周東(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が、9日のリーグ最終戦、西武戦での盗塁企画実行を宣言した。今季ここまで49盗塁。シーズン50盗塁達成ならば、球団では本多雄一内野守備走塁コーチ(35)が2011年に60盗塁をマークして以来となる。“大台”での盗塁王となって、14日から始まるロッテとのクライマックス・シリーズ(CS)に弾みを付ける。

 リーグ最終戦。周東が“世界の足”でノルマ1をクリアさせる。現在2位の西川(日本ハム)と7差の49盗塁。盗塁王へ快走中だ。残り1試合で1つ成功ならば“走塁の師”と仰ぐ本多コーチ以来の球団50盗塁到達となる。当然、鼻息は荒い。

 「49か50で終わるのは、やっぱり違うかな。“50”という数字にいきたいなと、違う目標に切り替えました」

 10月31日の西武戦で、連続試合盗塁の日本記録は「13」で止まった。福本豊氏が半世紀近く保持した11試合連続、さらにはメジャー記録の「12」も更新。「決めたい、決めなきゃ、のプレッシャーがあったしきつかった」との呪縛からも解放された。

 あと1走で“大台”に乗る。3日のロッテ戦前には本多コーチからも直接、注文が届いた。「焦らず、50個はいけよ」。シーズン最終戦に成功なら14日のCSロッテ戦に弾みも付く。「チャンスがあれば行く。次の塁に対する執着心を持っている」。強い覚悟で狙う。

 この日のシート打撃では主力組の「1番・二塁」で出場し左飛と見逃し三振に終わった。まずは出塁せねば、走れない。「1番打者の役割も日増しに感じてきている。打って、出て、走って得点に。去年と比べて意識も変わった」。改めて、成長した姿を見せる。

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2020年11月9日のニュース