慶大 あと1人で…継投裏目で2季ぶりVならず ヤクルト・ドラ1木沢は涙

[ 2020年11月9日 05:30 ]

東京六大学野球最終週最終日   慶大2―3早大 ( 2020年11月8日    神宮 )

<慶大・早大>早大に破れ涙を流す慶大・木沢(撮影・河野 光希)
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 慶大はあと1人で2季ぶりの頂点を逃した。1点リードの8回からヤクルトに1位指名されたエース木沢を投入。だが9回2死から左前打されると、前日に決勝2ランを浴びた蛭間を迎え、堀井哲也監督は2年生左腕の生井へスイッチ。これが裏目に出た。

 「私の判断で選手に申し訳ないことをした。私の力不足」。就任初年度は春秋とも2位と賜杯まで1勝だけ足りなかった。

 木沢は敗戦の瞬間、涙を流した。生井からは「すみません」と謝られたという。「最後の最後、僕が投げて勝てなかった。後輩にこの借りを返してもらいたい」と声を絞り出す。来季も神宮が本拠となるが「これからの人生、タダでは転ばないようにしたい」と悔しさを押し殺した。(伊藤 幸男)

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