阪神・岩崎“オレ流”調整に挑む すべてはシーズン完走のため

[ 2020年2月7日 08:23 ]

<阪神 春季キャンプ>ブルペンで投げ込む岩崎(撮影・平嶋 理子)
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 阪神の岩崎優投手(28)が6日、“オレ流”でシーズン完走フォームを作り上げる決意を明かした。今キャンプではベテラン組に入って調整を一任されており、序盤はブルペンで投げ込みを続けて、フォームを固めてギアを上げる。

 「プロに入って調整を任されるのは初めて。シーズン最後まで投げられるような土台を作り上げていきたい」

 ポジションを争う選手たちがシート打撃や対外試合でアピールを試みる中、背番号67は自らの判断で開幕まで逆算しながらプランを描く。一任とは言え、責任が生まれることも確か。リリーフの一員として計算されているからこそ“失敗”は許されない。「自分の中でも挑戦になる」と大事な沖縄での1カ月を過ごす決意は強い。

 5勤だった第1クールは4度ブルペン入りし、フォームのバランスを安定させることに専念。120球を投げた4日は「40%ぐらいしか力は入れてない。変化球も20%。今はバランスを整えていく段階」と説明し翌5日はクイックモーションのみで腕を振るなど、1日ごとに目的を明確にして取り組んでいる。

 「2月で1試合か2試合ぐらい投げられれば」。オフは「しんどいことやらないと」と2部制の走り込みを課すなど、今季に懸ける思いは強い。表だった動きは無くても、進化へ着実に歩を進めている。(遠藤 礼)

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2020年2月7日のニュース