広島ドラ1・森下 8日「VS誠也」で腕試し!フリー打撃に登板、開幕ローテ照準調整

[ 2020年2月7日 05:30 ]

道の駅酒谷でそばつくりを体験する広島の森下 (撮影・奥 調)
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 宮崎・日南春季キャンプに参加する広島ドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)は、「VS誠也」で腕試しに挑む。第2クール2日目の8日、フリー打撃に登板して対打者への投球を解禁予定。早速、鈴木誠、新助っ人・ピレラら主力と対戦する可能性が高まった。若手投手とは一線を画す調整ペースで、開幕ローテーション入りを目指すことになる。

 腕試しには、これ以上ない対決が実現するかもしれない。森下は、8日のランチ特打内で行われるフリー打撃で、今春初となる打者に対して投球することが決まった。

 「打者と対戦するのが久しぶりになる。どう通用するかを確認してアピールできるようにしたいと思います」

 第1クールのランチ特打には、鈴木誠を筆頭に会沢、松山、新助っ人・ピレラら主力野手のみが参加した。巡り合わせ次第ではあるものの、早速「VS誠也」が実現する可能性は高く、「周りの選手が良い球を投げている。それでも自分が対打者に対してどう向かっていけるかが大事。しっかりと確認したい」と赤ヘル軍団との対戦を見据えた。

 若手投手には第1クールからフリー打撃やシート打撃の登板が課された一方で、森下は3度のブルペン入りで調整した。8日のランチ特打には、大瀬良も登板を予定しており、日本人投手では、この2人が“大トリ”で対打者への投球を解禁。特例としてハイペース調整を避けさせているのは、開幕ローテーション入りへ焦点を合わせた首脳陣からの期待の表れでもある。

 「しっかりとした真っすぐを投げたい。初めてなのでどうなるか分からないけど、どの球種も投げられるようにならないといけない。まだ始まったばかりなので、飛ばしすぎてケガをしないようにしたいです」

 大学ナンバー1投手の本格始動に連日、一挙手一投足が注目されている。「感じない部分で疲れているのか、いつの間にか部屋で寝ていたりします…」。佐々岡監督からは「初日は緊張感もあったと思うけど、みんながビックリするような投球をしてくれた。ひとまず安心した」と評価された。首脳陣を心底驚かせる第2クールが始まる。(河合 洋介)

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