甲子園「トラックマン」での球速表示に 城島球場長「より正確な数値を表示するため」

[ 2020年2月7日 05:30 ]

阪神キャンプのブルペンにも設置されたトラックマン (撮影・平嶋 理子) 
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 阪神の本拠・甲子園が、スコアボードの球速を今季からスピードガンではなく弾道測定器「トラックマン」による数値で表示することが6日、分かった。球場、球団双方の幹部が明かした。城島和弘球場長は「より正確な数値を表示するため」と話した。

 スピードガンは対象物(野球ならボール)に電波を照射し、反射波の変化から対象物の速度を導き出す。より正確な測定には投手の正面、真後ろから測定する必要があるが、電波が捕手や球審に遮られるため、角度をずらして設置することで、球場によって誤差が出る。甲子園では「左投手の数値が低く出る」などと言われており、球団幹部によると「誤表示は選手間でも不評だった」という。

 今回の変更はプロ野球だけで、春夏の高校野球では従来通り、スピードガンによる表示を続ける。

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2020年2月7日のニュース