桑田真澄会長、復部に向けて報告「教団も準備している」PL学園野球部OB会総会

[ 2020年1月11日 11:59 ]

<PL学園OB会総会>総会の冒頭であいさつする桑田真澄氏(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 PL学園野球部OB会(桑田真澄会長)の総会が11日、大阪市内のホテルで行われ、立浪和義氏(元中日)、宮本慎也氏(元ヤクルト)、片岡篤史氏(元日本ハム、阪神)らプロ野球OBを含む、約100人が参加した。

 春夏の甲子園で計7度の優勝を誇るPL学園だが、野球部内での不祥事により、2016年7月から休部状態が続いている。昨年、OB会長に就任した桑田真澄会長(51)は野球部復活に強い思いを持ち、マスターズ甲子園参加を契機に、OB会が一丸となる動きを見せることで、学校と教団側に、復活を働きかけてきた。

 桑田氏は総会で、復部に向け、学校と教団側との話し合いを続けていることを報告した。「復部に向けた教団との話し合いの、進捗状況を報告しました。教団も復部に向けて準備していることが分かった。タイミングやどのような部にするかを模索している状況。OB会としても復部をひき続き全面的にバックアップしていきたい」。

 桑田会長は昨秋のマスターズ甲子園出場前後に数回にわたり、教団、学校幹部と会談。「野球部を復活させてほしい」の思いを伝えてきた。その中で教団から「復部を考えています」という言葉を引き出した。

 「まだ具体的にいつとは分からないけど、希望、目標が出来たというだけでも嬉しい。今年も話し合いを継続していきたい」
 OB会としては、今年もマスターズ甲子園出場に向け、予選に参加する方針。OB会が団結して動くことが野球部復活に繋がる。OB会初参加した立浪氏も「時間が許す限り、試合に参加したい」と参戦表明していた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月11日のニュース