阪神ドラ2・井上に恩師がエール 履正社・岡田監督「願・行・證」の心でキング獲れ

[ 2020年1月5日 05:30 ]

阪神ドラフト2位の井上広大
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 阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が4日、履正社の茨木グラウンドで始動した。見守った同校の岡田龍生監督(58)はプロの世界へ飛び込む愛弟子に『願・行・證』の3文字を授けた。指揮官が望むのは、侍ジャパンの中心選手で同校OB・山田哲人(ヤクルト)のような活躍。漢字3文字に思いを込めた。

 プロの荒波へ飛び込む愛弟子に授けたメッセージは漢字3文字だけだった。『願』、『行』、『證』――。シンプルだが、力強くて激しい思いが三つの字に込められていた。

 「願いは行動を起こす力、それに向けての努力へつながる。プロの世界は結果がすべて。これから世の中へ出れば、例えば、営業職の人でも実績や結果がすべてじゃないですか? “證”は、あかしという意味。何かを思う、それに対して行動を起こす、そして結果を出す。要は結果を出せということです」

 指揮官の座右の銘でもあり、卒業を控えた生徒によく送る言葉だという。この力強いメッセージを井上自身がどう受け止めるか。岡田監督が求める結果の一つこそ、本塁打王のタイトルだ。同校OBのT―岡田(オリックス)、山田(ヤクルト)もかつて獲得した称号。強打の系譜を受け継ぐ虎のドラフト2位ルーキーに最もふさわしいタイトルといっていいだろう。

 「岡田と山田の2人がホームランのタイトルを獲っているので、次は安田(ロッテ)か井上か。是非、ホームラン王を獲ってほしいなと思っています。何とか3人目が出てきて欲しいですね」

 本塁打王2人を育てた指揮官は、計り知れない伸びしろとパワーを兼ね備える井上にも大きな可能性を見いだす。「中距離ヒッターではなく、プロへ行っても井上はホームランバッターを目指せると思います。木のバットもそんなに苦労するとは思っていません」。高校入学以来、練習時は木製バットを使用しており、対応に問題はなさそうだ。プロへ進んだどの選手より強い肩も魅力の一つだ。

 「アカンかったら言われる、それがタイガースの宿命。今みたいにお金を払って学校に来て野球をやるわけではないのでね。今度はお金をもらって野球をやる。それを職業として選んだわけですから。これからですよ」

 昨夏の甲子園大会では26打数10安打の打率・385、3本塁打、14打点。初優勝の原動力になった。決勝では星稜・奥川(ヤクルト1位)からバックスクリーン左へ特大の3ランをぶち込んだ。岡田監督が望む一つが、奥川との再戦だ。「甲子園で奥川君からもう一度、バックスクリーンへ。プロの世界でも見たい」と願った。(吉仲 博幸)

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