ヤクルト ドラ2・吉田大喜、広告“投”だ!活躍して父経営「すみれスポーツ」を全国区に

[ 2020年1月5日 05:30 ]

ヤクルトのドラフト2位・吉田大喜
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 ヤクルトのドラフト2位ルーキーの吉田大喜投手(22=日体大)が、父と「二人三脚」でプロの世界で成り上がる。父・英樹さん(50)がオーダーグラブなどを受注、販売する「すみれスポーツ」を大阪府内で2010年ごろから開業。以来、同社の製品を使用しており、継続して使用するプロで活躍することで同社の製品を全国にアピールする。

 父の作ったグラブを手に神宮のマウンドに上がる――。活躍するほど注目が集まるプロの世界。宣伝効果は計り知れない。吉田大喜は「親孝行というか買う人が増えてくれればいい」と目を輝かせた。

 自身が中学生の頃、英樹さんが「すみれスポーツ」を開業。以来、同社の製品を使用してきた。当然、プロでも継続する意向で「ヤクルトカラーでいきたい」と青系を基調としたグラブを発注済み。打球処理の機会が少ない投手用で、こだわりは少ないが「細かな要望も聞いてもらえる」と笑顔で語る。環境が劇的に変わるプロ1年目。用具面だけでも絶対的な信頼関係のある「業者」の存在は大きな追い風だ。

 過去にも「二人三脚」で成り上がった好例がある。同僚となる山田哲は高卒3年目の13年から当時は無名だった大阪市内のグラブメーカー「Donaiya(ドナイヤ)」のグラブの使用を開始。翌14年からレギュラーに定着すると15年に自身初の「トリプル3」を達成し、グラブにも注目が集まった。16年からはプロ野球選手で初めてアドバイザリー契約を締結。近い将来、吉田大喜のグラブも全国から注目される日が来るかもしれない。

 大学日本代表の経験もある最速152キロ右腕。昨季チーム防御率4・78、739失点は12球団ワーストだっただけに高津監督も「(ドラフト)4位までは即戦力として指名している」と期待する。2月のキャンプは1軍スタートの可能性が高い。

 吉田大喜も「先発なら2桁以上勝ちたい」と鼻息は荒い。会社の「広告塔」となり、育ててもらった恩を返す。(黒野 有仁)

 ◆吉田 大喜(よしだ・だいき)1997年(平9)7月27日生まれ、大阪府出身の22歳。大冠では甲子園出場なし。日体大では1年秋から公式戦で登板し、4年春には首都大学リーグトップの防御率1・23をマーク。19年の日米大学野球で日本代表入り。1メートル75、80キロ。右投げ右打ち。

《プロ野球選手が使用して注目を集めたグラブ》

 ☆Ip select(アイピーセレクト)レイズ・筒香、オリックス・山本らが使用。体格やプレースタイルに合わせて指の長さまで細かく調整できる。「水のように、風のように」自然に体になじむグラブが特長。

 ☆RYU(龍)西武・松坂が中日時代に使用。「RYUを纏(まと)え。」のコンセプトのもと、グラブ職人・河合龍一氏が全工程を一人で製作し現在は2店舗でのみ取り扱っている。デザインやフィット感にこだわり抜いたグラブ。

 ☆UPSET(アップセット)広島の薮田やアドゥワらが使用。「グラブはボールを入れる物でなく、ボールを扱えることが重要」との考えで、一人一人に合ったグラブを提供する。

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