シコふんじゃった!オリ K-鈴木、武蔵川部屋に超異例の出稽古 下半身鍛えて白星量産だ

[ 2020年1月5日 05:30 ]

武蔵川部屋を訪れ、武蔵川親方(右)に四股を教わるオリックス・K-鈴木(撮影・西尾 大助)
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 オリックスのK―鈴木が4日、元横綱武蔵丸の武蔵川親方が指導する武蔵川部屋に“入門”し、異例の出稽古トレを敢行した。

 「感じたことがないというか、“(股関節を)使えていない”と感じた。パンパンです。でも、そこが強くなれば投球内容も変わる印象というか、連動して強いボールを投げられる手応えを感じた」

 早朝から体と体が激しくぶつかる衝撃音が響く稽古場。親方が見つめる前でK―鈴木が懸命に四股を踏んだ。「前かがみになっている。もっと腰を前に出して体を起こせ」。親方自らが助言する密着指導は1時間に及んだ。下半身を徹底的に鍛えた後は、ちゃんこ鍋や鶏の唐揚げなどをほお張る食トレ締め。武蔵川親方から「基本は野球選手としての体があって、これをプラスして丈夫な体をつくってほしい」と期待された。

 今オフのテーマは股関節の柔軟性向上と下半身強化にある。相撲部屋での自主トレを模索していたところ、関係者を通じて武蔵川部屋への訪問が実現。17年に同僚の佐野が尾車部屋で自主トレをしたことがあるが、プロ野球選手の出稽古は極めて異例で、5日も同部屋で指導を受ける予定だ。

 2年目の昨季は19試合に登板しプロ初勝利を含む4勝6敗、防御率4・31。「親方の現役時代を子どもの時にテレビで見た記憶があります。55場所連続勝ち越しってすごいですよね」とK―鈴木。歴代1位の記録を積み上げた師匠の元で、さらなる飛躍の足掛かりをつかむ。(湯澤 涼)

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