早大 一矢報いる 慶大全勝優勝逃す

[ 2019年11月4日 05:30 ]

東京六大学野球 最終週第2日   早大6―4慶大 ( 2019年11月3日    神宮 )

<早大・慶大>慶大に勝利しハイタッチをかわす早大ナイン (撮影・白鳥 佳樹)
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 早慶戦2回戦が行われ、すでに優勝を決めている慶大は4―6で早大に敗れ、連勝が9でストップ。慶大にとって91年ぶりとなる10戦全勝優勝はならなかった。早大は初回に4番・加藤雅樹外野手(4年)らの4連打で3点を先制し、徳山壮磨投手(2年)は6回2失点の好投で3勝目を挙げ、1勝1敗とした。

 慶大に一矢を報いた早大・加藤主将が胸をなで下ろした。初回の3得点に絡む中前打など2安打を放ち「慶応に10連勝された代のキャプテンはおまえか!とずっと言われますから」。優勝こそ譲ったが、きょう4日の3回戦も制してライバルの完全優勝を阻止すべく「明日は4年間の集大成。自分の代は3度慶大に優勝されたけど後輩に何かを残したい」と意気込んだ。

 慶大の歴史的偉業ならなかった。先発の森田晃が初回に3失点し、5回には失策でさらに2点を失った。優勝決定翌日で精彩を欠き、主将で中日ドラフト4位指名の捕手・郡司は「野球は難しい。どこかで浮足立っていたのか」と無念の表情を浮かべた。4四死球と警戒され、押し出し四球で挙げた1打点を加えて本塁打、打点、打率の3部門でトップ。「勝ち点5の完全優勝を達成したい」と前を向いた。

▼早大小宮山悟監督 早慶戦でふがいない試合をするわけにはいかない。最後に意地を見せられた。

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2019年11月4日のニュース