「プレミア12」メキシコで開幕 米国とオランダが勝利を収める

[ 2019年11月4日 05:30 ]

プレミア12 1次ラウンド ( 2019年11月3日    メキシコ・グアダラハラ )

 野球の国際大会「プレミア12」がメキシコで現地時間2日(日本時間3日)に開幕。1次ラウンドA組2試合が行われた。

●米国9-0オランダ

 《ホープ軍団・米国、4発快勝発進》 米国が4本塁打&5投手による無失点リレーでオランダとの開幕戦を制した。マイナー選手ばかりだが、プロスペクト(若手有望株)が多く、スコット・ブローシャス監督は「全体的に良い試合ができた」とうなずいた。

 ブレーブス傘下3Aのウォーターズが初回の初球を捉え、右翼席へ先頭打者弾。2―0の3回にはエンゼルス傘下3Aで来季はトラウトらと外野の一角を担うと期待される20歳アデルが左翼席場外へ特大ソロを放ち、5回2死ではレッドソックスの有望株ダルベックが満塁本塁打を放ち、大勢は決した。

 前回大会は決勝で韓国に敗れ、準優勝。ウォーターズは「祖国のためにプレーするのは特別なことだし、我々の打力を見せることができて良かった」とプライドをにじませた。



●メキシコ6-1ドミニカ共和国(6回裏2死降雨コールド)

 《日本ゆかりの選手が活躍》 メキシコが一発攻勢で逆転勝ちした。0―1の3回に4番・キロスの満塁本塁打で逆転すると、ナバーロ(阪神)、中日とオリックスでプレーしたクラークの連続ソロで加点。その後に雨が強まり、中断を経て降雨コールドゲームとなった。3番・ビヤヌエバ(巨人)も奮闘し、フアン・カストロ監督は「やるべきことをやって勝てた」と手応え十分。ドミニカ共和国の先発ロメロ(中日)は5回途中4失点と力を発揮できなかった。

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2019年11月4日のニュース