西武・高橋光、悔しさ残ったシーズン 背番号「13」を託した西口コーチの思い

[ 2019年11月4日 11:30 ]

西武・高橋光
Photo By スポニチ

 かつてのエースが背負った背番号「13」を今季から受け継いだ西武・高橋光は、チームの日本人唯一の2桁勝利をマークした。菊池がメジャー移籍で抜け、開幕前に先発ローテーションに内定していた榎田、内海が離脱。昨季最多勝の多和田も調子が上がらず、苦しい台所事情だった。だが、22歳の右腕が開幕からローテーション入りし、苦しみながらも10勝を積み上げ、チームを支えた。

 しかし、チームが優勝争い真っ只中の9月に右肘の炎症で離脱。CSにも間に合わず、チームはファイナルSで敗退。自身初の10勝にも「1年間投げきったことがなかったので、投げきりたかった」と悔しさが残るシーズンとなった。

 背番号「13」は15年まで、西武一筋で通算182勝を挙げた西口投手コーチが背負っていた。同年の引退セレモニーでは、最後にグラブをマウンドへ置き、引き揚げた後に、当時1年目の高橋光がグラブを取りに行くという粋な演出があった。西口コーチは誰がその役を担うか知らされておらず「びっくりした」と振り返るが、その4年後にその高橋光が背番号13を付けてマウンドに立った。

 それだけに西口コーチも右腕には、大きな期待を寄せる。今季の活躍を称えた上で、来季のノルマを設定した。「1年間故障なくローテーションを守り、規定投球回に到達して2年連続2桁勝利」。高橋光に次ぐ7勝を挙げたのは21歳の今井、ルーキーで22歳の松本航と、先発投手陣は若手が多い。次代のエースとして「自分が若い先発投手を引っ張っていくんだという気持ちを、マウンド上で投げる姿で見せてくれれば」とさらなる飛躍を待望している。(記者コラム・武本 万里絵)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年11月4日のニュース