大阪ガス 延長サヨナラで14年ぶり決勝進出 初Vへ小深田「ここまで来たら…」

[ 2019年11月4日 05:30 ]

第45回社会人野球日本選手権 第10日   大阪ガス7-6三菱自動車岡崎 ( 2019年11月3日    京セラD )

<社会人野球日本選手権準決勝 大阪ガス・三菱自動車>延長戦の末、サヨナラ勝ちで決勝進出を決め、歓喜の大阪ガスナイン(撮影・北條 貴史)
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 準決勝2試合が行われ、きょう4日の決勝は大阪ガスと日本生命の大阪対決となった。大阪ガスは楽天ドラフト1位指名の小深田大翔内野手(24)が8回に同点犠飛を放ち、延長10回に7―6で三菱自動車岡崎にサヨナラ勝ちした。14年ぶりの決勝進出となった大阪ガスは初制覇を目指す。

 6―6の延長10回2死一、二塁。峰下の一塁強襲安打に投手の失策が絡み、二塁走者が生還した。小深田ら選手が一斉にベンチを飛び出す。最大5点差をはね返し、大阪ガスがサヨナラ勝ちで決勝に進出した。

 「正直5点差は厳しいと思っていたけど、粘り強くやるしかないと思っていた。チームの勢いを感じます」と小深田。8回1死三塁で同点の左犠飛を放つとともに、2番打者として1安打2四球とチャンスメークし「打てないときでもチャレンジすることが成長した部分」と胸を張った。

 大会初戦にベンチ裏で応援に駆けつけた元同僚の阪神・近本と再会。「優勝を目指せ」とハッパをかけられた小深田は「ここまで来たら優勝したい。昨年の都市対抗と合わせて2つのタイトルが欲しい」と貪欲だ。

 選手権では準優勝が3度。能見(現阪神)が在籍した04年以来、14大会ぶりの決勝に臨む。橋口博一監督も「ゲームセットまで全力でプレーできている」と称えた。優勝に必要な勢いが確かにある。(鈴木 光)

 ▼三菱自動車岡崎仲井(7回2/3を6失点)上まで行くには最低2完投はしないとしんどい。自分自身、来年に向けた課題としてスタミナ、技術面を付けていかないと。

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2019年11月4日のニュース