セ首位攻防戦、DeNAが先勝!ラミ采配ハマった逆転2.5差 巨人は菅野でも勝てず…痛恨3連敗

[ 2019年8月2日 20:27 ]

セ・リーグ   DeNA4―2巨人 ( 2019年8月2日    横浜 )

6回1死満塁、ロペスに2点勝ち越し適時二塁打を浴び、悔しそうな菅野(撮影・木村 揚輔)
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 セ・リーグ2位のDeNAが2日、首位巨人との3連戦初戦を4―2で勝利。ゲーム差を2.5に縮め、奪首へ最高のスタートを切った。

 ラミレス監督の采配がピシャリとハマった。1-2の6回、ここまで好投していた先発・平良の打席に代打・石川を送った。この英断に応え、石川は初球を左前へ運び出塁。続く神里が空振り三振に倒れたが、2番・宮崎の左前打で1死一、二塁とすると、3番・ソトが巨人先発・菅野が投じた3球目を中前へはじき返し、同点適時打で試合を振り出しに戻した。続く4番・筒香が満塁策の四球で出塁。1死満塁の絶好のチャンスで、迎えた5番・ロペスが真ん中に来たシュートを捉え中前へ。適時二塁打となり、4-2と試合をひっくり返した。

 主砲のバットにも快音が戻った。0-2の4回、菅野に2球で追い込まれながらも粘りを見せ、7球目のフォークを左翼席最前列に運んだ。筒香は7月30日ヤクルト戦から4番に復帰し、復帰後4戦目での初安打が19号ソロとなった。

 投げては先発・平良が6回4安打2失点。4勝目を挙げ、プロ6年目自己最多9奪三振で巨人打線を封じた。初回、丸のソロで先制を許すも、2回は圧巻の3者連続三振斬り。13年ドラフト5位で巨人に入団し、17年オフにFA移籍した山口俊の人的補償で移籍した右腕が、古巣相手に成長を見せた。

 エスコバー、パットン、山崎の無失点リレーでリードを守り抜き、6カード連続勝ち越しへまずは先勝を決めた。

 巨人はこれまでDeNA戦2勝0敗と負けなしだった先発・菅野が6回6安打4失点でまさかの敗戦。7月2日中日戦以来、1カ月も白星から遠ざかっているエースは9奪三振の好投も要所を締めることができず、6回に無念の3失点。今季5敗目を喫した。

 打線は初回に丸の18号ソロで先制。1-0の4回には坂本勇、丸の連続安打でチャンスをつくり、4番・岡本の4試合ぶり打点となる犠飛で2-0とリードを広げたが、5回以降はつながらず。2点差をひっくり返すことができなかった。

 試合前、前日1日の広島戦で右手人さし指を痛め途中交代した炭谷が、検査の結果骨折していたことが判明したため登録抹消。1日には11勝を挙げている山口俊が右ひじ周囲の筋肉の張りのため登録抹消になり、投打の中心選手を欠く事態に。4カード負け越し中で後半戦16戦11敗と沈むチームは、大事な首位攻防3連戦でも浮上のきっかけをつかめなかった。

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2019年8月2日のニュース