広島 首位巨人に4ゲーム差 緒方監督 “秘策”的中!

[ 2019年8月2日 05:30 ]

セ・リーグ   広島8―2巨人 ( 2019年8月1日    東京D )

巨人に勝利し選手を出迎える緒方監督(撮影・西尾 大助)
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 広島は1日の巨人戦で、同点の7回に4点を奪う猛攻をみせ8―2と快勝した。無死一、二塁で代打・磯村がバスターエンドランを成功させて決勝点。緒方孝市監督(50)の勝負手が見事に決まって、首位・巨人との3連戦に勝ち越した。7月18日に最大12あったゲーム差は4となり、2位・DeNAには0・5差に接近した。

 指揮官は、腹をくくった。同点の7回無死一、二塁。代打・磯村は、バントの構えを続けるも、メルセデスが制球を乱して3ボール。4球目のバントがファウルとなった5球目だった。四球を嫌い確実にストライクを取りに来る場面に「ここはバントの方がプレッシャーがかかる場面」と高ヘッドコーチ。バスターエンドランに切り替えると、真ん中の直球を振り抜いた磯村の打球は、左前への決勝打となった

 完全に傾いた流れの中、菊池涼、鈴木が適時打を畳みかけて勝負あり。殊勲の磯村は「絶対に前に転がそうという気持ちだけを持っていた。相手の方が嫌な場面。甘めのストライクを取りにくるだろうと思った」と胸をなで下ろした。

 バスターエンドランは、今季どころか3連覇中もほとんど選択したことのない“秘策”だった。スクイズを多用しないように、好機での大胆な采配自体が珍しい緒方監督は「作戦(のこと)はいい。切り替わったサインの中で、選手が動いてくれた」と磯村を称えたが、ここ一番での勝負勘はさすがだった。

 逆転優勝への分岐点となり得る敵地3連戦を通して、指揮官は積極的に動いた。初戦は、奏功しなかったものの、来日初登板初先発のモンティージャを抜てき。第2戦は、1点優勢だった8回1死三塁で、守護神・フランスアを投入する継投策が勝利を呼んだ。逆襲へ負け越しが許されない状況でふるい続けた執念采配に、ナインも応えた。

 首位・巨人とのゲーム差は4となり2位・DeNAを0・5差に捉えても「1試合1試合は変わりなく、次の試合に向かって準備していく」と冷静さは失わない。終盤戦へ、柔軟な作戦が逆襲を支える。(河合 洋介)

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