原巨人、痛い4カード連続負け越し…後半戦15戦10敗「終わったことをグジグジ言ったって始まらない」

[ 2019年8月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2-8広島 ( 2019年8月1日    東京D )

2回、三塁走者のゲレーロがホームをつく。生還の判定も、リクエストの結果アウトに。捕手は会沢(撮影・森沢裕)
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 「失策」の記録は残らない。同点から一挙4点を奪われた7回の守備。巨人・原監督は「3度のバントケースを全部セーフにしてしまう。この辺はミスでしょう」と言った。

 無死二塁で田中広の犠打は三本間への飛球。メルセデスと捕手・小林が追ったが、交錯寸前で両者ともちゅうちょし、その間に落ちた。「声の連係が取れていない。ぶつかってでも捕りにいかないと」と元木内野守備兼打撃コーチ。一、二塁と好機を拡大される。

 続く磯村は犠打の構えも、3球連続でボール。バスターエンドランの左前打で1点を勝ち越された。さらに西川が三塁線に打球を転がす。前進守備の田中俊が捕球後、一塁に送球。元木コーチは「のんびりしているように見えた」と指摘。アウト判定もリプレー検証でセーフとされた。

 3度の犠打場面で1死が取れず、無死満塁とされて計4点を勝ち越された。原監督は7回を「エラーは付かないけど、隙を見せた」と総評した。

 試合前には山口俊が、右肘周囲の筋肉の張りのため出場選手登録を抹消された。試合中には炭谷が守備で右手人さし指を負傷し、途中交代するアクシデントもあった。

 後半戦は5勝10敗で4カード連続負け越し。5年ぶりのリーグ優勝に向けた正念場。2日から2位・DeNAとの3連戦を迎える指揮官は「終わったことをグジグジ言ったって始まらない。明日からまた」と締めた。(神田 佑)

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2019年8月2日のニュース