ヤクルト村上21号 逆方向への一発が好調の印 杉村巡回コーチ、山田哲より「対応力は上」

[ 2019年8月2日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―2DeNA ( 2019年8月1日    横浜 )

小川監督(左)とハイタッチする村上(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルト村上が同点の21号ソロを放ち、高卒2年目以内としては94年の巨人・松井秀喜の20本塁打を超え、史上5位となった。

 村上の特長は、逆方向にも本塁打を打てることだ。この日の21号ソロも左翼席に飛び込んだ。今季は左中間も含めると、3分の1にあたる7本が逆方向。一方、同じ左打者である2年目の松井秀喜は20本中、左方向はわずか2本だった。

 打撃の力強さに加え、体の柔らかさも兼ね備える。逆方向への本塁打について、九州学院時代に高校通算52本塁打を放っている村上は「高校時代も左方向の本塁打が多かった」という。昨年もイースタン・リーグで2軍調整していた元西武の菊池(現マリナーズ)から左翼に本塁打。自分のポイントでしっかり叩けば、逆方向でもスタンドに入るという感覚は高校時代から体に染みついている。

 かつて、山田哲をマンツーマンで指導した杉村巡回コーチは「対応力は村上の方が上。筒香(DeNA)クラス」と評する。逆方向への一発は、村上の調子のバロメーターともいえる。

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2019年8月2日のニュース