DeNA平良、古巣G斬り4勝 キレキレ9Kも超謙虚「勝ちをつけていただき、ありがとうございます」

[ 2019年8月2日 21:14 ]

セ・リーグ   DeNA4―2巨人 ( 2019年8月2日    横浜 )

ヒーローインタビューを終え、車でファンの待つ外野席へ向かうロペスと平良(撮影・木村 揚輔)
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 セ・リーグ2位のDeNAが2日、首位巨人との3連戦初戦を4―2で勝利。ゲーム差を2.5に縮め、奪首へ最高のスタートを切った。

 巨人との直接対決。先陣を切ったのは17年オフに巨人から移籍した平良だった。「とにかく自分のピッチングをしようと心掛けて、とにかく低め低めにということを心掛けていました」と、絶対に負けられないマウンドへ。初回、丸のソロで先制を許し「ちょっとヤバイなと思いました」と心境を振り返るも、2回は圧巻の3者連続三振斬り。6回4安打2失点で4勝目を挙げ、プロ6年目自己最多9奪三振で巨人打線を封じた。

 4回には坂本勇、丸に連続安打を許し無死一、三塁のピンチを招いたが、4番・岡本に犠飛を打たれ1点を許した直後は2者連続三振斬りと、最少失点で切り抜けた。

 この際、三浦コーチがマウンドへ。「ヒットはしょうがないんで、まず低め低め、ということを言われました」と振り返り、「頑張ろうと思いました」と独特の感想。最少1点にしのぎ「よかったです」とはにかみながら淡々と話した。

 このピンチの直後に4番・筒香に一発が飛び出した。「凄いなと思いました」と、主砲の奮起に応えるように5回、6回をテンポよく三者凡退斬り。6回裏の逆転劇を呼んだことについて問われると「そうだと…いいです」とつぶやいた。

 同点打を打ったソトについては「今日打つって試合前に言ってたので、凄いなと思いました」と話し、V打のロペスについても「今日打つって言ってたので…」と全く同じ感想。これにはスタンドのファンから笑い声が飛んだ。

 平良は、古巣相手の登板はこれが2度目。前回7月6日の試合は4回2失点で敗戦投手となっていただけに、リベンジを果たす好投となった。ともにお立ち台に立った2人の立役者に「勝ちをつけていただき、ありがとうございます」と謙虚にお礼。沖縄出身の穏やかな性格がにじみでるお立ち台に、ファンは大きな歓声を送った。

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2019年8月2日のニュース