助っ人の共闘効果 阪神 マルテ 今季2度目の勝利打点

[ 2019年8月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―2中日 ( 2019年8月1日    甲子園 )

お立ち台でポーズをとる(左から)北條、島本、守屋、マルテ(撮影・坂田 高浩)
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 助っ人の共闘効果だ。同点の6回2死三塁で阪神・マルテの勝負強い打撃がチームを勝利に導いた。カウント2―1から中日・ロメロの直球を捉え決勝打となる勝ち越しの中前適時打を放った。

 「彼(ソラーテ)と共にスタメンに並んで勝てているのがとても嬉しいです」

 6月22日西武戦以来、今季2度目の勝利打点で存在感を発揮した。ソラーテがデビューしてから6試合連続安打。存在を忘れるなと言わんばかりの意地を見せた。この回の無死一、二塁で、この日は5番に入ったソラーテが併殺に倒れた。好機がしぼみかけた中での一撃で“後輩助っ人”を救った形だ。「仲間なので。チームとしてやっている以上、仲間ができなかったことは誰かがカバーするのは大事だと思う」。2回2死無走者でもチェンジアップに食らいついて左翼線二塁打を放つなど7月24日DeNA戦以来、7試合ぶりのマルチ安打も記録した。

 守備でも勝利をアシストした。3回2死一塁から阿部の中飛でタッチアップした一塁走者・アルモンテのスタートが早かったと判断して、堂上との対峙(たいじ)前にアピールプレーを試みてアウトにするなど、攻守で役割を果たした。お立ち台では「アシタモオレガヤル!」と宣言し虎党を大いに沸かせた。
(長谷川 凡記)

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2019年8月2日のニュース