阪神 矢野監督、連敗脱出に「俺的に大きい」糸井の一発「甲子園ならライトフライ」

[ 2019年7月3日 23:12 ]

セ・リーグ   阪神4―3DeNA ( 2019年7月3日    横浜 )

<D・神>延長11回無死三塁、糸原の右犠飛で生還した近本を迎える矢野監督(撮影・島崎忠彦)
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 ▼近本が奮起 ちょっとポロッとしたのを、3つ(三塁)まで行ってね。低い当たりで、浅いライナー気味の(打球)で帰って来られるのというのも、近本の取った1点。

 ▼途中出場 ルーキーだからいろいろなことを経験して、ここからこういう時期もありながら、勉強できるというかね。そういうとこやと思うんでね。どっちにしろ、試合には使っていくような選手。きょうみたいな途中出場もそうだしね。カイ(植田)とチカ(近本)というのはそういう武器があるんで、これからも使っていくとは思う。(守備では)中継プレーもね。チカも無駄のない、ボールまでの位置に行って、ポン(上本)もしっかりやってくれたというのも大きかった。そういうのは勝てた要因じゃない。

 ▼きょうの勝利の意味 もちろん連敗してるしね。今うまくいってないから、重いのは重いけど。これだけ接戦の中でピッチャーも使って、結果として勝てたというのは大きい。逆にこれでやられてるとダメージはでかかった。そういうところではドリスもジョー(北條)もミスも出たりあったけど、勝てたっていうことでね。それはそれでよしとは全然思ってないし。改善していかないとあかんと思うけど、勝てたというのはチームにとってもそういうミスがあった選手にとっても救われる部分だと思う。俺的にはかなり大きいと思う。

 ▼糸井の一発で嫌な空気を払しょく 甲子園なら普通のライトフライやで。めっちゃ狭いよな(笑い)。それはそれでね。ヨシオにはホームランになるし、気分よくいけたと思う。向こうは完全な必勝パターンのエスコバーのところも追いついてくれたことでこういう試合になっている。状態はずっといい形で来ているんでね。ヨシオももっともっとホームランを打てると思うしね。率も必要だけど、そういうところでどんどん打ってくれたら。

 ▼打線の組み替えは大きな決断 ちょっと中途半端に動かすだけだったらあまりムードが変わらないと思ってね。結果うまくいって機能したとはまったく思ってないけどね。逆にベンチから試合を見るとき、何か感じることがね。普段出ている人はベンチから試合を見たとき、また違う感情だったり、違うモノが見えたりすると思う。それやったら1回、ちょっと思い切って変えた方が、目に見えるところで出てくれたらいいなというのももちろんありながら、外から見てどうなるかを感じてくれたらいいなと。

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2019年7月3日のニュース