恐るべし19歳…村上満弾20号 ゴジラ以来25年ぶり快挙も「そこに肩を並べるほどの実力じゃない」

[ 2019年7月3日 21:29 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―2広島 ( 2019年7月3日    マツダ )

<広・ヤ>ファンの声援に応える村上 (撮影・奥 調)
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 ヤクルトの若き主砲・村上宗隆内野手(19)が広島戦(マツダ)で自身初の満塁弾を含む2安打5打点の大活躍。チームを5月10日~12日の巨人戦(東京D)以来15カードぶりとなる勝ち越しへと導いた。

 「4番・一塁」で先発出場した村上は初回1死一、二塁から入った第1打席で中前に先制適時打を放つと、2―0で迎えた5回の第3打席では2死満塁から内角低めのチェンジアップを右翼スタンドへ叩き込んだ。自身初の20号。入団から2年目以内でのシーズン20本塁打は1994年の松井秀喜(巨人)以来25年ぶり通算5人目、6度目(清原和博が2度)の快挙となったが、それを自身初のグランドスラムで決め、まさに次世代スターの面目躍如となった。

 「本当に打てて良かったなあと思います」と落ち着いた声で自身初の満塁アーチを振り返った村上は「前のバッターがつないでくれてチャンスとして僕の打席に回ってきたので、何とかもう1点でも取りたい気持ちで打席に入りました」とコメント。

 5打点の活躍には「これまでチームに迷惑かけてきて、守備の方でも、バッティングの方でもチャンスで打てずにきてたんで、本当にきょうは何とか打ちたいという気持ちで試合に臨んだんで、それは結果として残ったのは本当にうれしいことです」と静かに喜びをかみしめた。

 メジャーでも活躍した松井以来となる20号については「そこに肩を並べるほどの実力じゃないので」と謙そん。「これからもっともっと練習して、頑張りたいなと思います」と最後まで謙虚に前を向き、今後に向けても「まだ借金があるんでね。ホント僕のせいで負けた試合もいっぱいありますし、これからは本当に勝てるようにもっともっと頑張りたいなと思います」と結んだ。

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