ああ4連敗…リーグ再開後未勝利はセで広島だけ 最大貯金14→2まで目減り サヨナラ勝ち巨人と5差に

[ 2019年7月3日 22:36 ]

セ・リーグ   広島2―6ヤクルト ( 2019年7月3日    マツダ )

<広・ヤ>9回裏2死一塁、田中広は三振に倒れ試合終了となる(撮影・奥 調)
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 広島は2―6で最下位のヤクルトに連敗を喫し、1分けを挟んで今季3度目の4連敗。6月1日に最大14あった貯金を2に減らし、すでに自力Vが消滅したヤクルトに5月10日~12日の巨人戦(東京D)以来15カードぶりとなる勝ち越しを献上した。試合後、首位・巨人が中日に9回サヨナラ勝ち。巨人とのゲーム差は5に広がった。

 来日初登板初先発となったローレンスが初回に村上の適時打で先制を許し、その後、調子を上げたように見えたが、5回に突如乱れた。

 先頭の中村に右前打された後、2死二塁まで持ち込みながら山田哲に対して3球連続ボールとなってから申告敬遠。これで一、二塁としてから急にストライクが入らなくなり、続く吉田に4球連続ボールで四球を与えて満塁とすると、さらに青木にも4球連続ボールで押し出しの四球を与えて2点目を失った。そして、村上にはボール、ストライクの後の3球目、内角低めのチェンジアップを右翼スタンドに運ばれる満塁アーチを被弾。野手の打撃不振が続いていることもあり、これでほぼ勝負はついた。

 緒方監督は今季7人目の1番打者に21歳の坂倉をプロ初起用。前日3打数無安打2三振で決勝のタイムリーエラーを犯した田中広を1番から8番に下げ、この日登録抹消となったバティスタに代わる一塁には安部を配して試合に臨んだ。坂倉は第1打席で右前打を放って斬り込み隊長の役目を果たしたが、菊池涼、西川、鈴木凡退で二塁にすら進めず。2回には連続四球をもらって無死一、二塁としながら会沢が併殺打、4回の1死一塁も安部が併殺打に終わった。

 坂倉は3打席で途中交代。この日が30歳の誕生日だった田中広は5回に右翼線二塁打を放ち、本塁生還も果たしたが、広島の得点はこの回の代打・松山の中犠飛と坂倉の一ゴロによる計2点だけ。前日2日は4回途中から18人連続アウトで試合終了となったが、この日も6回以降二塁すら踏むことができず、わずか5安打に終わった。

 交流戦は5勝12敗1分けで5年ぶり4度目の最下位に終わった広島だが、交流戦明けも1分けを挟んで4連敗。阪神が勝ったため、セ・リーグで唯一交流戦明けの白星がなく、得点も3点、1点、2点、1点、2点の計9点と深刻な状態が続いている。

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2019年7月3日のニュース