マー君、歴史的一戦でまさかの結果「一番がっかりしているのは自分自身」

[ 2019年6月30日 08:35 ]

ア・リーグ   ヤンキース17―13レッドソックス ( 2019年6月29日    ロンドン )

<レッドソックス・ヤンキース>1回2死一、二塁、チャビスに中越え3ランを浴び降板する田中(左から2人目)=撮影・小海途 良幹
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 ヤンキースの田中将大投手(30)が大リーグの欧州初公式戦となったレッドソックス戦に先発したが、メジャー自己最短となる2/3回を4安打6失点降板した。

 試合は両軍で計37安打、30得点が飛び交う乱打戦となり、ヤ軍が競り勝った。

 球場はロンドン五輪のメーンスタジアムであり、サッカーのプレミアリーグ・ウエストハムの本拠を改装した急造球場。相手先発で16年のサイ・ヤング賞右腕であるポーセロも、田中と同じく1回持たず1/3回を5安打6失点でKOされるなど、両軍の投げる投手のほとんどが制球を乱し、苦しんだ。

 田中も初回先頭から連打され1点を失うと、珍しく連続四球で無死満塁に。1死後、右犠飛でさらに失点し、ホルトの右前適時打でこの回3失点目。続く8番チャビスに3ランを浴びて同点とされ、降板を告げられた。

 ただ、田中は「相手に上回られたというところが一番」と言い訳はせず、球場やマウンドなどの問題についても「全然それはなかったです」と話した。

 9登板連続で6回以上を投げるなど、安定して試合をつくっていたが、歴史的一戦でまさかの結果に終わった。「いろんな方をがっかりさせるような投球になったが、一番がっかりしているのは自分自身。いろんなことを全部自分で受け止めて次に進んでいかないといけない」。悔しさを押し殺し、次戦での巻き返しを誓った。

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