中日・柳 好投も9勝目ならず 続投準備もベンチに止められ「無理でした」

[ 2019年6月30日 18:27 ]

セ・リーグ   中日1―0阪神 ( 2019年6月30日    ナゴヤD )

<中・神(11)>無失点と好投した柳(左)と今季初勝利を挙げた福は、お立ち台でガッツポーズする(撮影・椎名 航)
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 中日の柳裕也投手(25)が30日、本拠地ナゴヤドームでの阪神戦に先発登板。ハーラー単独トップの今季9勝目とはならなかったが、8回4安打無失点10奪三振の好投を見せ、チームの今季初となるサヨナラ勝利に貢献した。

 試合後、インタビューに応じた柳は「チームが勝てたのが一番なので本当にうれしいです」とコメント。8回の味方の攻撃が終わり、9回のマウンドに上がろうとベンチ前で準備を始めたが、止められて降板となった。「代わるのは薄々気付いていた。強攻策に出ようと思ったけど、無理でしたね」と笑いながら振りかえった。

 強気な面は打席でも表れた。6回、先頭の場面で四球を勝ち取ったことについて「こういう(接戦の)展開だったので、なんとか打席の方でも塁に出ようと思って必死にやりました」と心境を語った。

 また、自身の好投については「今日は本当に加藤さんがうまくリードしてくれましたし、盗塁も刺してくれたので。加藤さんに感謝したいなと思います」と話した。また、緩いカーブを投じた中、盗塁を刺してくれたことに「後で褒めてあげたいなと思います」とバッテリーを組んだ先輩・加藤に向けたジョークも忘れなかった。

 試合後、指揮官は「勝ち投手に等しいピッチングだった」と評価し、「粘り強く投げてくれた」と好投した柳を称えた。

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