東邦・石川主将、雨天で延期も前向き「いい状態の方がいい」

[ 2019年6月30日 15:36 ]

第101回全国高校野球選手権 愛知大会1回戦   東邦―天白(雨天中止) ( 2019年6月30日    春日井市民 )

夏の初戦が雨天で延期となり、傘を差して引き揚げる東邦・石川
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 連覇を目指す夏の初戦が、激しい降雨のため延期となった。今秋ドラフト指名有力候補の東邦・石川昂弥主将(3年)は「(試合を)やりたかったですが、この状態でやるよりは、いい状態の方がいいので」と気持ちを切り替えた。

 今春選抜大会での活躍が記憶に鮮明に残る。決勝戦・習志野(千葉)戦の2本塁打を含む計3本塁打を放ち、投手としても全5試合に先発。長距離砲としての資質、非凡な投球センスを存分に示し、チームを平成元年(1989年)以来で、平成最後となる30年ぶり優勝へと導いた。選抜後は“二刀流”から軸足を打者に定め、今大会は背番号「5」で迎える。高校通算本塁打を53本にまで伸ばしてきた大砲は「状態は上がってきています」と試合を待ちわびる。

 最後の練習試合は今月23日だっただけに「2週間開くので、それは少しイヤです」と試合から遠ざかることが唯一の不安点。選抜大会も初戦・富岡西(徳島)戦は勝ちはしたが、3―1と苦しんだ。まずは初戦に全力を尽くす。平成最後の王者が、令和最初の王者に向け、ノーシードから一気に愛知の頂点へと駆け上がる。

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2019年6月30日のニュース