DeNA総力ドロー、同率3位浮上 佐野、今季左投手から初安打が千金同点打「開き直った」

[ 2019年6月30日 23:19 ]

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<D・広>9回2死三塁、右前適時打を放つ代打・佐野(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAは同点の延長12回、守護神・山崎康晃投手(27)をつぎこみ、野手全員を起用する総力戦の末、ドローに持ち込んだ。4月19日以来の勝率5割は持ち越したが、阪神が中日に敗れたため、35勝36敗で並ぶ同率3位に浮上した。

 「明朝(7月1日)起きた時にAクラスとして目覚められる。そこは味わいたい。ただ火曜日(2日)からまた試合がある。1試合1試合集中して戦いたい」。アレックス・ラミレス監督(44)は4時間3分の激戦を振り返りつつ、今季3勝9敗の阪神も撃破して借金返済をもくろんでいた。

 敗色濃厚の9回2死三塁、広島のストッパー・フランソワから代打で右前同点打を放った佐野恵太内野手(24)も思いは同じだ。

 「左投手は全く打ててなくて…。だから開き直って前に打球を飛ばそうと」。今季左投手から9打席目で初ヒットが値千金の一打に、興奮は収まらない。「セ・リーグ上位球団と戦う、この2週間はすごく大事と、声出しで自分が言っているんですけど…。またチームを勝ちに近づける一打を打ちたい」。佐野が23日の楽天戦前から声出し役を務めてから、チームは3連勝1分けと負けなし。「阪神戦にも権利はありますよね」。佐野はいたずらっぽく笑った。

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2019年6月30日のニュース