西武 松本航 初対戦でお見事 シートで打者5人1安打 山川K斬り

[ 2019年2月11日 05:30 ]

西武・春季キャンプ

シート打撃で、山川(右手前)から空振りを奪う松本航。対決の結果は見逃し三振(撮影・尾崎 有希)
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 西武のドラフト1位右腕の・松本航(日体大)がシート打撃に初登板して主砲・山川を見逃し三振に斬った。カウント1ボール2ストライクと追い込んで投じた4球目。この日の最速144キロに次ぐ143キロの直球は内角に決まった。

 「指にかかったボールじゃなかったので、(外角を狙った)逆球だった。(指にかかった)真っすぐだったら打たれていた」と謙遜した。ただ、3球目に投じた決め球にもなるカットボールで空振りも奪った。「配球を自分で考えたりできた」と話した。わずか4球の対戦だったが、昨季の本塁打王の山川は「もっともっといい球を放ると思う」と期待を込めるように話した。

 打者5人に対して1安打。直球に加え、カットボールとツーシームで堂々とした投球を見せ、見守った辻監督も「良かった。球も暴れてなかったし、内角や外角に投げ分けられていた」と評価した。だが、右腕は「打者に対して、投げ急いだり力んだ。下半身をうまく使えてなかった。(出来は)50点くらい」と自己採点。シート打撃後には、ブルペンで約50球を投げ、修正を図った。

 16、17日に組まれる予定の紅白戦で実戦デビューする。「変化球をしっかり練習して、自分のフォームを固めたい。次の実戦に生かしたい」。日体大時代に最速155キロを記録した右腕は、先発ローテーション入りへ一歩ずつ階段を上がる。 (武本 万里絵)

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2019年2月11日のニュース